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頑張れ東北!みちのくの光は消えず~2003.1.1

頑張れ東北!みちのくの光は消えず~2003.1.1

入選作020 詰将棋パラダイス 令和5年11月号

「詰将棋パラダイス」令和5年(2023)11月号「詰将棋学校」短期大学㉓



[評価]A 36 B 24 C 1 誤解 0 無解 7 平均点 2.57

【作意】
13角  同香  14桂  同香
13角  12玉  11飛  同玉
21飛  12玉  23飛成 11玉
21龍  同玉  31角成 11玉
12歩  同玉  13歩  11玉
23桂生       まで21手詰

【作者より】
 大駒の捨駒が多い割には豪快さがない、慎ましやかな一局。

【解説】石黒誠一氏(令和6年2月号)
☆大駒4枚の豪華な持駒だが、安直な23飛は32玉で脱出が防げないとなると、ちょっと上手い入り方が必要だ。思い切って14桂も13玉、23飛、14玉で届かない。
☆13角と捨てるのが良く、もちろん同玉なら23飛の一発だし、逃げる手も31角成があって容易のため、同香の一手。これで14桂と跳ねれば、32玉には23角が用意できていて、またも同香だ。
☆再度の13角が取れない捨駒で、楔が入る。12玉で続かないようだが、11飛~21飛と豪勢に大駒を使って、目指すは31の歩だ。21飛に一度12飛とよろけるのは、手数が分からなければうっかりしやすいところ。
☆21龍でリサイクルの捨駒が決まり、31歩を入手すれば桂吊るしまでのあっさりとした収束に至る。
☆大駒4枚余詰ありなどと聞いたこともあるが、常識的な配置できっちり抑え込んでいて、湯水のように大駒を捨てる手順は痛快。

【短評】
秋元節三「これでもかと大駒を捨てる」
渥美雅之「序の応酬が面白い、最後は吊るし桂で詰上り、面白いです」
蛭子毅「飛角を惜しみなく捨てて小駒の活躍スペースを作り追い詰めていくのが楽しい」
荻原和彦「清算は考えず飛捨また飛捨で筋良く。収束の2歩連打も軽い印象」
加賀孝志「セマい部屋だが大駒を短く使う狙いが生きた」
川島敏嗣「2度目の13角を決めて、何と21へ玉を落とすため飛2枚を投資」
楠本晋「好形の空間の中で駒が躍動し爽快でした」
小林巧「と金と桂だけで詰ますスゴイ作品(大袈裟でした)」
小林徹「飛角4枚少々大味か」
小林洋一「14桂が1歩入手と角打ちを作る二重に効いて予想外の詰上り」
斎藤博久「2枚飛の使い方に迫力がある」
島松一秀「角を捨てて桂を跳ねる手順が芸が細かい」
しょったん「10手目12玉がうっかりしやすい手数伸ばし」
須川卓二「大駒4枚捨てて歩2枚取るなんて衝撃の展開でした」
鈴木彊「大駒4枚の持駒趣向詰。13角が急所で21飛同玉31角成でジエンドと思いきや12玉とされ、23飛成11玉で手が止まりました」
占魚亭「守備の銀に触らず軽快に迫る。2度の13角が印象に残る」
竹園政秀「駒取追手順多い」
田中悠一「桂捨てでがぜん大駒の力を引き出せた」
つけひげたんてい「飛角2枚の持駒趣向。角打ちから13を塞いだ後の14桂の駒取りの発見がカギ」
中出慶一「大駒4枚の持駒で前半が難解ですが、後半の緩い収束が惜しまれる」
那須清「徹底的に1筋を攻め、13をこじ開ければ解決。明快です」
二宮卓郎「駒不足感におちいる11飛捨て」
はやし「大駒を湯水に使う」
原田雄二「11手目23飛成を漸く発見しました」
福原徹彦「飛の捨て方が豪快」
堀口一雄「普通に配置された玉方の歩が止めの駒でした」
松澤成俊「二度にわたるゴツい13角で初志貫徹の一局」
松田己次「飛2枚の連続捨ては豪快だった。手数のヒントが無ければ、10手目21同玉としていただろう」
宮田敦史「手順は右上3×4の範囲だけで収まっているが中身は充分詰まっている」
森田正「と金と銀に触らぬよう、巧みに攻める」
山下誠「21飛以下後半の手順が冗長になったのが惜しまれる」
和田登「序奏の駒捨ては盲点だった」


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